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◆最近の新聞・雑誌から
「ぽてんしゃる‘99」(社団法人日本鍛圧機械工業会発行)より
ファインブランキング
加工コストの低減ニーズが高まり、ファインブランキング(FB)加工が注目されている。板厚全体を平滑にせん断する分野では、より硬質・厚板材の加工が増えまた付加価値の高い三次元形状の複雑成形加工など高度な応用への範囲が拡大し、わが国では厚さ19mmの製品加工も成功するなど、難加工材を加熱した温間成形加工も実用化段階に入った。
ファインブランキングプレスは当初、スイスとドイツから輸入されていたが最近は国内販売の約6割が国産機になっている。とくに欧州製はメーカー主導型の標準仕様が基本になっているのに対し、日本製は技術面
と経済性の点でユーザーの厳しい要求を受けて製造されているのが相違点である。
最近は、加工製品の大型化・複合加工が進み、プレスで精密せん断加工だけでなく順送り工程内に冷間鍛造工程を組み込んだ複雑形状の高精度化が実現し、このためプレスも5〜6年前は250t〜400tクラスが主流だったが、最近は650t以上の大型機が中心になってきた。
プレスの機能面では冷間鍛造も含む複合加工などにおける機能・操作性を向上させるため、補助油圧、ラムの上死点停止機構の高精度化、安全維持機構、故障診断機能付きのCNC制御と自動省エネ回路、QDCシステムなどを備え、FB加工品の領域拡大とコスト低減をはかっている。また多工程に対応できる偏芯荷重対策も開発されている。これは、上下金型の平行度の確保により、順送り加工精度の向上を図ることが出来る。
今後の課題としては、稼働率向上とコスト低減のため金型交換時間、材料交換時間に短縮をはかる方向にある。また、プレス自体の自動化はかなり進展しているので、製品番号や金型番号の自動読み取りなどにより自動設定などを行い、生産の立ち上がりを自動化することも考えられている。
作業環境改善と安全面では、加工油の飛散・こぼれに対応するため、製品排出手段改善、自動洗浄装置の付与、エアブローによる騒音の削減、金型交換の自動化による危険作業の排除などが課題。さらに省エネ・省資源の観点からは、FB加工は材料の歩留まりが他工法より劣るので、ニアネットシェイプ化を図ってトータルの加工費をさらに低減する必要がある。
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